
JA大井川果樹林産協議会いちじく部会は9月12日、藤枝市のJA果樹林産センターで「JA大井川いちじく抜き取り品評会」を開催し、坂本元吉さんが金賞を受賞しました。
品評会では、その日に集荷されたイチジクの中から無作為にL規格1箱(360g×4パック入り)を抜き取り、計13点を審査しました。審査は形状や玉揃い、色などを評価する「外観審査」と、熟度や食味、糖度などを評価する「内容審査」の2つの基準で行われました。
審査員の前田智久インストラクターは「7月末から8月上旬にかけて雨が少なく、全体的に小ぶり傾向だが、品質は良好」と評価しました。また、審査員長の静岡市中央卸売市場静岡VF(株)の青木雅哉係長は「大井川のイチジクは検査がしっかりしており、市場でも高い評価を得ている。健康食ブームの影響で需要が増加しており、価格も上昇している。今後、生産者が増えることを期待している」と述べました。
同部会は10年前65人いた生産者が高齢化などにより34人に減少しており、若い世代の参入や生産量の増加が課題となっています。しかし、JA大井川のイチジクの品質の高さは市場で定評があり、今後の生産拡大と認知度向上が期待されています。
その他の受賞者は以下の通りです。
銀賞:佐野勝巳さん、井戸上辰雄さん
銅賞:増田龍治さん、竹田稔生さん、山田廸弘さん