


いちじく部会は7月11日、イチジクの初出荷を果樹林産センターの選果場で行いました。
当日は、島田市の太田篤武さんが栽培したイチジク26パック(量目360㌘/1パック)が持ち込まれ、静岡の市場へ出荷しました。
今年は収穫時の昼夜の寒暖差が少ないため着色がやや遅れたものの、病害虫の被害が少なく、例年よりも実のつき方が良好で収量増加が期待されています。
太田さんは「今年は肥培管理を徹底したことで樹勢を保ちながら充実した果実に仕上がった」と笑顔で話しました。
同センターの小杉真啓さんは「水管理の徹底と生産者一人ひとりの畑の状況に合わせた声かけを行っていく」と話しました。
管内では現在、34人の生産者がイチジクを栽培しており、主に「桝井(ますい)ドーフィン」という比較的大きな果実となる品種が育てられています。出荷の最盛期はお盆明けと見込まれ、11月下旬ごろまでに約12万パックの出荷を予定しています。