


焼津酒米研究会は6月15日、焼津市中里で「令和誉富士」の田植え体験イベントを行いました。
今年は初めて一般募集を行い、研究会員や販売店、応募した家族など約60人が参加しました。
静岡県オリジナルの酒米「誉富士」の二代目品種である「令和誉富士」は、収穫性が向上した新しい品種です。
参加者からは、「子どもがお米作りを学ぶ良いきっかけになった」「家族で楽しい思い出ができた」といった感想をいただきました。
米不足が懸念される中、全国的に酒米から主食米への生産移行が進んでおり、酒蔵向けの米は減ってきています。
研究会員の松村輝夫さんは「酒蔵の人たちが酒米を必要としている。生産者としてその期待に応えられるよう全力を尽くしたい」と話しました。
今年度の「令和誉富士」は10月中旬ごろに収穫予定で、稲刈りイベントも計画されています。
同研究会は9人の会員が約36㌶の田んぼで「令和誉富士」を栽培しており、その栽培面積は県内一です。