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県下初 献上茶に有機茶

 藤枝市と公益社団法人静岡県茶手揉保存会は4月20日、「第67回献上茶謹製事業式典」を藤枝市の生涯学習センターで開催しました。この事業は、静岡県茶手揉保存会が県内の優れた茶園を選定し、手摘みした茶葉を伝統技法「手揉み製茶」で仕上げ、皇室に献上する伝統行事です。「手揉み製茶」の技術は昨年、国の登録無形文化財に登録されました。

 今回は、県内で初めて有機茶園が献上茶指定園に選ばれました。式典では、藤枝市長より指定園主に感謝状が贈呈されました。指定園主の岸達志さんは助宗の園地で栽培した品種「さえみどり」を、杵塚一起さんは下之郷の園地で栽培した品種「やぶきた」をそれぞれ献上茶として提供し、有機栽培の成果を誇りました。

 その後の謹製手揉み式では、前日に収穫し当日の早朝に蒸した茶葉16.2キロを、手揉保存会員24名が5時間かけて手揉みし、完成した茶葉を献上缶に詰めました。皇室への献上は5月から7月頃を予定しています。

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