県内JAで1番の出荷量を誇るJA大井川果樹林産協議会筍部会は25日、タケノコの集荷を始めました。同部会員3人が藤枝市の同JA旧朝比奈支店集荷場と同JA果樹林産センターに合わせて約73㌔(1本50㌘~500㌘)を持ち込み、JA職員が傷や割れが無い事などを確認したあと東京方面の市場へ出荷しました。4月までに昨年の2倍400㌧の出荷を見込みます。
同部会は、233人で栽培していて、品薄の12~2月にも出荷できるよう間伐や施肥などの竹林整備を行い、タケノコに早期栽培の癖をつけています。今年は表年で、秋に台風の影響も少なかったため、色が淡く実もふっくらと太った柔らかいタケノコが育っています。同部会の村松三郎さん(74)は、同JA集荷場に38㌔を持ち込み「早めの準備を行い、やっと出荷を迎えることができた。ぜひ味わってほしい」と笑顔を見せました。
最盛期の3月頃からは、東北方面の市場や同JAファーマーズマーケット「まんさいかん」、「KADODE OOIGAWA(カドデ・オオイガワ)」などへも出荷します。