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特産の茶でおもてなしの心を学ぶ

JA大井川島田営農経済センターは11日、島田市立島田第一小学校で「お茶の淹れ方教室」を開き、同センター職員と女性部島田ブロック食育ボランティア9人が3年生の児童100人にお茶の入れ方や茶文化について説明しました。

同教室では、同センターの山本尚充係長が講師となり茶の生産量や成分などについて児童にクイズや図を使って説明しました。山本係長は、70度の湯温やシェイカーを使った氷水での入れ方を実演したあと、最後の一滴の「ゴールデンドロップ」においしさが詰まっていることやおもてなしの心で両手を添えて相手に「どうぞ」と渡すことなどを伝えました。児童は、各テーブルに分かれ、女性部員から指導を受けながら湯冷ましや回し注ぎなどを実践しました。1煎目と熱湯で入れた2煎目、氷水で入れた茶の3種類を飲み比べ、苦みやうま味の違いを味わいました。山本係長は「好きな入れ方で茶を飲んでほしい。家族団らんの時間にお茶で和文化を感じてもらいたい」と話しました。

同校では総合学習授業の「わかあゆタイム」で、地域の特産物であるお茶について調べています。5月には同JAのほ場で茶摘み体験を行い、新芽の様子や茶が飲み茶になるまでを学んでいます。振り返り学習として同教室を開き、茶を飲んでもらうことで茶文化についての関心や知識をさらに深めました。

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