柑橘部会は1月17日、ミカンの貯蔵技術と生産意欲の向上を目指し、果樹林産センターで「JA大井川貯蔵みかん品評会」を開きました。審査の結果、20点の中から、仁科一孝さんが金賞に輝きました。
規格は、7㌔入り段ボールの2LまたはL階級の普通温州品種とし、「青島温州」と「寿太郎」20点を審査しました。審査は、審査員4人が外観や内容、貯蔵性の審査を行い、玉ぞろいや色沢、肉質や鮮度などを採点し、食味を重視して点数を付けました。
今年度は、同JA管内が裏年で着果量が少なかったですが、マルチ被覆等の細かな管理や秋期の乾燥から、光センサーによる果実分析の平均値は昨年に比べて糖度が0.8高い12.5度、酸度が0.08高い0.92%となり、食味の良い果実が多くそろいました。審査員の志太榛原農林事務所生産振興課産地育成班の金田光穂子技師は「入賞した出品物はマルチ栽培が中心で、外観や内容ともに高品質なものが多かった。特に良好な果実は、味が濃くおいしい」と講評しました。出品物は、19日に行われた静岡県貯蔵ミカン品評会にも出品しました。