緊急連絡

茶×トウモロコシで甘みの強いトウモロコシ販売開始

 JA大井川が産地化を目指す、茶殻入りの肥料を利用して栽培した環境循環型トウモロコシ「Teaモロコシ(ティーモロコシ)」の販売が23日から、同JA体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」(カドデ・オオイガワ)でスタートしました。

 2年目の今年は、生産者数や面積を拡大し、消費者に長い期間提供するため昨年より1カ月早く販売を始め、7月上旬まで2.5㌧の出荷を目指します。3本入り720円(税込)と5本入り1,200円(税込)。

 「Teaモロコシ」は、茶とトウモロコシから名付けたもので、茶の製造工程で出た茶粕などの入った肥料を使って、茶産地である金谷地区を中心とした生産者4人で30㌃栽培しています。同JA金谷営農経済センターが、2022年から茶の複合作物として産地化を目指して取り組んでいます。茶粕に豊富に含まれる茶ポリフェノールやセルロース、アミノ酸などの養分で、良質な土作りとトウモロコシの食味向上を期待します。

 生産者の西山博之さん(57)は、早朝収穫した200本を出荷し、「甘みの強い良いものができた。たくさんの人に食べてほしい」と話しました。

 今後は、金谷地区だけでなく同JA管内での生産量を増やし、「Teaモロコシ」の知名度をあげることで、所得向上につなげます。同センターの大井圭太さんは「茶を使ったTeaモロコシをPRすることによって茶の消費拡大にもつなげていきたい」と話しました。

 

※価格は、変動する場合があります。

トピックス