JA大井川は、米の安定した品質を確保するため、焼津市に相川米低温倉庫を整備し、6月5日に竣工式を開きました。JA役員や地域関係者など約40人が出席し、増田政光組合長ら4人が神前に玉串を供えた後、テープカットをして完成を祝いました。
稼動は20日からで、ウイスキー原料となる大麦を皮切りに同JAが「産地直送米」や「今摺米(いまずりまい)」の名称で販売する米などを低温で保管します。増田政光組合長は、「生産者に有利な販売となるよう有効に使っていく」とあいさつしました。
倉庫は、島田市の初倉米低温倉庫が老朽化したことから、米の生産者が多い焼津市の旧相川支店の跡地へ移転、新築しました。出荷場所が近くなることで、生産者の作業効率を上げる狙いです。温度は、クーラーや除湿器に加えて、出入り口のエアーで外気を遮断するなどして、常に13度前後の低温を保ちます。