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茶殻を使った「Teaモロコシ(ティーモロコシ)」好評

茶処として知られる島田市金谷地区で、茶の複合作物として今年新たに導入が始まった環境循環型トウモロコシ「Teaモロコシ(ティーモロコシ)」が人気を集めています。

 

同地区では、茶の複合作物として野菜を生産する生産者が増え、産地化をして欲しいという声が多くあった。声を受け、JA大井川金谷営農経済センターは、同地区の温暖な気候と豊富な水源、昼夜の寒暖差がいかせる農産物の栽培試験を行いながら模索し、トウモロコシにたどり着きました。

 

栽培時に茶処ならではの肥料として茶殻を堆肥化して使用しています。茶殻には茶ポリフェノールやセルロースなどの食物繊維、アミノ酸などの養分が豊富に含まれているため、良質な土作りと食味の向上が期待できます。更に、収穫の終わったトウモロコシは粉砕して土に混ぜ込むことで、栽培を重ねるごとに土壌の質を高めます。茶葉を生産するだけでなく、トウモロコシの生産の過程で土に返し、循環させる地球にやさしい循環型農業を実現しました。

 

同JA金谷営農経済センターの鈴木崇也さんは、「甘みとうまみが詰まった素晴らしいものができた。Teaモロコシをきっかけに、お茶処としての金谷地区を全国に広めていきたい」と話す。販売は、島田市竹下の「KADODE OOIGAWA」で7月中旬までを予定しています。

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