JA大井川果樹林産協議会ハウスミカン部会は6月24日、同部会の塚本明治さん(65)が同JA果樹林産センターに持ち込んだハウスミカン216㌔を県内市場などへ出荷しました。お中元やお盆などの贈答用に需要が高まる7、8月をピークに、昨年並みの約7㌧を9月まで出荷予定です。
22日は、同部会の先陣を切り、島田市神座の塚本さんの園地11㌃で収穫を始めました。品種は、極早生品種の「高林」で、病気や虫の被害もなく生育は順調です。栽培管理の徹底と昼夜の寒暖差から糖度と酸度のバランスが良い果実ができました。塚本さんは果実を丁寧に収穫し、「夏の暑い時期にハウスミカンを食べて、元気に過ごしてほしい」と笑顔を見せました。
同部会は、6人で61.5㌃を栽培しています。世界情勢の変化により、加温用の重油や肥料、梱包資材などが相次いで値上げしているため、農業所得への影響を懸念しています。同JAの信方浩志郎さんは「生産コストが上がり、生産者の負担となっている。市場と連携し、より良い販売につなげていきたい」と話しました。