8月22日から25日にかけて、福岡県で「第77回全国茶品評会」が行われました。全国から832点の出品があり、8部門に分かれて審査が行われた結果、川根本町が普通煎茶4㌔の部で最高賞の産地賞を受賞しました。
川根本町では、平成15年から生産者とJA、町が一体となり、栽培方法や摘採時期の検討や茶園の巡回、品評会出品茶の製造などを産地全体で行ってきました。3者で情報共有を行い、高品質な茶づくりに力を注いできたことで、毎年上位入賞者を輩出しています。1等2席を受賞した相藤農園の相藤直紀さんは「1等を目指して地域の先輩やJA、町とともに取り組んできた。日頃お世話になっている皆と産地賞をとれたことがうれしい」と笑顔をこぼします。
薗田靖邦川根本町長は「産地賞を授かるということは、自然環境を生かした高品質な栽培と伝統ある製造技術が認められた証。ブランド力の向上と消費者の期待に応えられる茶産地であり続けられるよう、生産者を後押ししていきたい」と話しました。
川根営農経済センターの横道将主任は「近年の異常気象で生産者が一番苦労したと思う。これからも産地のために頑張る生産者の力になっていきたい」と話しました。