タマネギは、中央アジアが原産といわれています。貯蔵性に優れていて、りん茎が肥大して球状になった部分を食べる和洋中に欠かせない野菜です。一般によく見かけるのは黄色種の辛タマネギです。春先の新タマネギは、早採りして乾燥させていない状態のものなので、辛みが少ないのが特徴です。タマネギを切ったとき目にしみるのは硫化アリルという成分によるもので、硫化アリルは疲労回復に効果のあるビタミンB1の吸収と利用効率を上げて、体力や気力を高めてくれます。

【旬の時期】

新タマネギは4月、辛タマネギは5～6月

【選び方】

表面の皮がよく乾きツヤのあるもの、球全体が締まってずっしりした重みがあるものがおすすめです。特に、やわらかい扁平な形の新タマネギは、重たい方が水分を多く含んでみずみずしいと言われています。

【保存方法】湿気が多いと、芽や根が出やすいため、一つずつ新聞紙で包み、風通しの良いところで保存します。並べたり、ネットに入れて吊るしたりしても良いでしょう。新タマネギは長期保存に不向きなため、冷蔵庫の野菜室で保存し、早めに使いきりましょう。