ハチミツは、ミツバチが花の蜜を集め、ハチの体内を通して巣に蓄えることにより変化・濃縮されたものです。約75%が糖質で果糖やブドウ糖、麦芽糖、オリゴ糖も含まれています。

　でんぷんや砂糖は、体内で利用するときビタミンB1を要しますが、ハチミツは単糖を主成分としているため体内に吸収されやすく、すぐエネルギーとして消費され、疲労回復やスタミナづくりに役立ちます。花の種類によって含まれている成分が多少異なりますが、褐色度の強いものほどミネラルが多いといわれています。

　※ １歳未満の乳児にハチミツを与えないようにしてください。

【旬の時期】

１年を通じて出回っているため通年が旬もしくは、花の蜜が多くとれる４～５月が主な旬ともいわれています。

【選び方】

花の種類や地域によって、味だけでなく香りや含まれる栄養素、色や質感も異なります。色々試して好みのハチミツを探してみるのも楽しみのひとつです。「レンゲ」や「アカシア」などが食べやすいといわれています。

【保存方法】

密閉容器で直射日光を避け、常温で保存します。タンパク質や脂質が極めて少なく高糖濃度で保存性が高いため、変質や腐敗がしにくいです。13～14度で白く固まっていく「結晶」という現象が起こりやすいですが、品質には影響がないので軽く温めて使いましょう。